血液浄化療法部は、日本で血液透析治療が始まった昭和47年に腎臓病患者の治療目的で開設されました。対象患者数が年々増加を続ける中、透析導入だけでなく大学病院に治療目的で入院された維持透析患者さんの継続治療や特殊な血液浄化治療が多いのが特徴です。
また、平成22年から新設された腎代替療法指導外来は、看護専門外来として看護師が担う患者さんへのサポート体制です。CAPD(腹膜透析)患者さんのセルフケアや食事指導だけでなく、多職種と連携しながら透析導入を控えた患者さんやご家族に、血液透析・腹膜透析・腎移植などの説明を行い、治療法の特徴を説明したうえで、自分のライフスタイルにあった治療法が選択できるように支援しています。
血液浄化療法部は、育児休暇から復帰した人には働きやすい日勤の職場です。スタッフの大半は子育て中で、お互いに助け合いながら仕事と家庭を両立させています。例えば、血液透析の患者さんは週3回の透析が欠かせないため、年末年始、祝日も治療が必要になりますが、スタッフで休日勤務を調整し、安心・安全・安楽な透析が行えるように運営しています。当部署では、療法選択外来での治療選択の支援や、透析(血液・腹膜)導入、周術期の維持透析患者さんとの看護を通して学べることも多く、看護師としてスキルアップが出来ます。医師やコメディカルと連携しながら、専門的なチーム医療を行っています。
治療内容 | 血液透析、各種血液浄化療法(単純血漿交換療法、二重濾過血漿交換療法、白血球除去療法、LDL吸着療法、腹水濾過濃縮再静注法など)、腹膜透析(CAPD)外来、腎代替療法指導外来など、病院の内外で発生した急性および慢性腎不全 |
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病床数 | 血液浄化:15床 CAPD 専門外来診察室 |
勤務形態 | 日勤 |