ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活の調和」のことです。誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活を送ることを意味します。
岡山大学病院では、看護職員一人ひとりが豊かなワーク・ライフ・バランスを実現できることを目指して、2012年に看護部内に「WLB推進委員会」を設置し、様々な取り組みを行なっています。
2018年に「労働時間管理のためのガイドライン」を作成し、法令を遵守した適切な労働時間管理を行ない、働き続けやすい職場環境を維持しています。また、限られた人財を大切にし、医療・看護の質と職員の生活の質を担保し、WLBを推進しています。
毎月の部署別超過勤務時間も提示し、業務改善を行ないながら、超過勤務時間の削減にも取り組んでいます。
育児や介護のために勤務時間を短縮したり、その日の業務に合わせて早出勤務や遅出勤務をしたりと、多様な働き方が出来ます。
右の図のように、育児や介護のために勤務時間を短縮して働いている職員が約12%、産前産後休暇・育児休業等を取得している職員が約11%います。結婚や出産を機に仕事を辞める選択ではなく、可能な働き方で勤務を継続しています。
女性看護職員は100%育児休業を取得しています。
また近年は育児休業を取得する男性看護職員も増えています。2022年10月に岡山大学での男性職員の育児休業取得支援制度がさらに充実してからは、男性看護職員の育児休業取得も100%になりました。それぞれ取得する期間は違いますが、出産直後の一番大変な子育ての時期を夫婦で協力して乗り越え、育児休業から復帰後は多様な働き方を取り入れながら、仕事と家庭を両立させて勤務しています。
2013年からWLB通信の発行を開始し、現在は年3回発行しています。通信の中でWLBに有用な情報提供を行なったり、近年の変化をデータで示したりしています。
※WLB通信は院内限定の発行です