先輩ナースの1日2024年の声

看護師の1日(長日勤)

入院棟西8階

患者さんとご家族の思いに添えるように。

入院棟西8階では、慢性期疾患を抱えている患者さんが多く、患者さんひとりひとりの治療や今後の生活に対する思い、希望は異なります。そのため、患者さんとご家族の思いに添えるよう、スタッフ間で話し合いを重ねながら、看護師としてどのような支援ができるのかを考えています。

長日勤(8:00~20:45)

8:00出勤・情報収集

出勤・情報収集

出勤打刻をしてから、長日勤で当日担当の患者さんに関する情報収集をします。

日勤は点滴溶解やラウンドの準備を行います。

8:15朝の申し送り

朝の申し送り

全体の申し送りがあり、インシデントの共有や、患者さんのトピックスや本日の予定を確認します。検査や化学療法、手術搬入など、毎日たくさんの業務を実施しているため、スタッフ全体で情報を共有しておくことで、お互いの補完が可能となります。

リーダーは夜勤者や日勤者から患者さんの情報を収集し、全体の状況を把握した上で、それぞれのチームがスムーズに業務を実施できるよう、時間調整や業務内容の調整を行います。

8:45おはようラウンド、ペアでミーティング

おはようラウンド

長日勤は担当患者さんの状態を把握するために挨拶へ回ります。カルテの情報だけでなく、直接患者さんの状態を見に行き、疑問点は夜勤者に確認を行います。

長日勤者が収集した情報を日勤者と共有します。それぞれの患者さんのスケジュールを確認し、優先度を考えながらタイムマネジメントをします。

9:00ペアでラウンド

ペアでラウンド

ペアで患者さんをラウンドしながら検温や点滴を実施します。

同時に検査・手術の準備や化学療法も行います。検査や手術の搬入などでペアが離れる時間もありますが、常にコミュニケーションをとり、情報を共有します。適宜リーダーにも報告・連絡・相談をします。

11:00休憩

休憩

11:00-11:45と12:00-12:45の45分ずつ、交替で休憩をとります。

12:50昼カンファレンス・残務の確認

ICU迎え・OP迎え

それぞれのペアが状態の変化した患者さんや重症な患者さん、また退院後支援が必要と予測される患者さんをピックアップし、多職種を交えてカンファレンスを行います。

また各チームの残務を共有し、リーダーが終業に向けて業務の調整を行います。

13:00ペアでラウンド・ケア・オリエンテーションなど

ペアでラウンド・ケア

午前中と同様にペアでラウンドをして、検査・手術後の患者さんの観察や、介助が必要な患者さんのケアを実施します。

また入院患者さんの状態確認、化学療法や手術前のオリエンテーションなども行います。

15:30休憩

休憩

長日勤は15:30-16:00の30分間休憩をとります。

16:00長日勤後半に向けて情報収集・リシャッフル

長日勤後半に向けて情報収集・リシャッフル

ここからは長日勤と日勤が分かれて業務を行います。長日勤同士でペアを組み、日勤ペアの患者さんを長日勤4人に割り振り情報収集をします。

育児部分休業取得者や日勤者は日勤同士でペアを組み、定時終業に向けて残務を実施します。

16:15日勤の残務引き継ぎ

日勤の残務引き継ぎ

日勤から15:30以降の患者さんの状況や残務を引き継ぎ、日勤は終業します。長日勤ペアで情報共有を行います。

どの勤務帯も必ずペアを組み、情報を共有することで、困った時の相談やアドバイスをスムーズに行うことができ、安心・安全な看護の提供につながっています。

17:00長日勤ペアでラウンド

長日勤ペアでラウンド

バイタルサインを測定し、日中の状態と変化はないか、検査や術後の経過に問題はないかを確認します。

日勤遅出はナースコールの対応や検査のお迎え、点滴溶解を行います。

19:00長日勤ペアでラウンド・検温・記録

長日勤ペアでラウンド・検温・記録

長日勤は勤務の最終ラウンドをします。

20:15夜勤へ申し送り

夜勤へ申し送り

記録できていない情報や、状態が変化し病室で直接申し送りが必要な患者さんについて夜勤に申し送りをします。

20:45業務終了・打刻

業務終了・打刻

勤務後は、翌日の夜勤(20:00-)に向けてゆっくり睡眠をとります。

就職前の私看護技術について自信がなく、働き続けられるか不安でした

就職前の私

就職したばかりの頃は、医学的知識の不足や看護技術について自信がなく、この先も大学病院で働き続けられるか不安でした。しかし、当院ではPNSを取り入れており、疑問点や不安な点は先輩看護師に直接相談ができ、指導を受けることができます。そのため、患者さんへの看護が、安心・安全に、自信をもって行うことができるようになりました。

未来の私患者さんの安心のために、これからも学習を続けていきたい

未来の私

日々のカンファレンスや自己学習を通して、疾患や新しい治療薬に関する知識を得ることができ、充実した毎日を送っています。患者さんにより安心していただける看護が行えるよう、これからも学習を続けていきたいと思います。

岡山大学病院

岡山大学病院 看護研究・教育センター

国立大学病院看護部長会議

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