入院棟西5階は、泌尿器科・消化器内科の混合病棟で、ほぼ毎日手術や内視鏡での消化器治療などがあります。
抗癌剤治療や放射線治療、疼痛コントロールなどで入院されている方も多くおられるので、急性期と慢性期どちらもみることになるので、患者さん一人ひとりに合ったケアを行う必要があります。尿路ストーマのケアなど、排泄に関わるケアも多くあります。羞恥心をともなうデリケートな問題も多いので、精神的な配慮は常にかかせません。
治療や経過がさまざまなので、身体的・精神的・社会的な面から総合的にみるのは難しいと日々感じていますが、よりよいケアを提供できるよう勉強していきたいと思っています。
毎朝6時頃起床しています。一人暮らしですが、朝ごはんはなるべく食べるように心がけています。7時頃に家を出て、自転車で通っています。
1日の業務は、今日受け持つ患者さんの情報収集から始まります。
その後採血を行い、8:30から患者さんの夜間の状態について申し送りがあります。術後は全身状態が変化しやすいので、夜間の状態をしっかり把握したうえで、今日どのようなケアをするか考えます。
また慢性期の方も多くおられるので、夜間の状態や痛みの程度や薬の副作用がでていないか注意して申し送りをききます。
火・木が泌尿器科の手術日、月・水・金が消化器内科の治療日なので、患者さんといっしょに手術室や治療室へ行きます。世間話をしたりして、患者さんの緊張を和らげるように心がけています。
治療が終わったら、ストレッチャーを持って患者さんのお迎えに行きます。
帰棟後は、バイタル、身体症状の確認、水分バランスの確認をします。変わったことがあればすぐに先輩ナースや医師に報告して、合併症の予防や早期発見できるように気をつけます。
休憩は1時間ありますが、11:00~12:00、12:00~13:00と交替で入ります。
休憩中はテレビを見たり、雑談をしたりして、業務から離れてゆっくりすることができます。
しっかり休んで、午後の仕事に備えてリフレッシュします。
午後は術後の患者さんの離床や清潔ケアをして、内服薬の変更があれば、必ずダブルチェックをして薬の管理をします。離床やケアは先輩と一緒に行うことが多いので、困ったことやわからないことをすぐに先輩に相談できて心強いです。
毎週火曜日にはチームカンファレンスをします。入院が長期になる方もおられるので、患者さんの今の状態や、今後どのようなケアが必要になるかを相談します。
業務が終わると、ナースステーションに戻って今日起こったことの記録を行います。わかりやすく書くように気をつけますが、最初のうちはうまく書けなくて、毎回先輩に確認してもらっていました。
一日の振り返りやわからなかったことは先輩に教えてもらって、次のケアに活かせるようにします。夜勤への申し送りに向けて今日起こったことを整理します。
16:00から、夜勤への申し送りをします。特に、術後の全身状態や、薬やインスリンの変更は、漏れがないように注意して申し送るように気をつけています。
伝え忘れがないよう、準備して申し送りにのぞみます。
業務終了の時間は16:45です。日によって終わる時間は違いますが、遅くなることはあまりありません。振り返りや予習はなるべく帰る前に終わらせて、家に帰ってからはごはんを食べ、ゆっくり寝られるようにしています。
休みの日は友達と食事に行ったり、フットサルや野球観戦をしたりして過ごしています。
働き始めたころは、看護師としてやっていけるのか、まわりの人たちに馴染めるかとても不安でした。
毎日わからないことばかりで、しんどいこともたくさんありましたが、病棟の先輩方はとても優しく、いつも気にかけて声をかけてくださるので緊張がほぐれました。
PNSで先輩と一緒に行動でき、教育体制も整っているので安心して仕事ができます。今では楽しく、やりがいも感じられるようになりました。
働き出して2年目で、未熟な部分もたくさんあるので、患者さん、家族、スタッフから信頼してもらえるよう、研修に参加して経験を積みながら学んでいきたいです。