活動報告 / お知らせ
2022年3月4日
「ホスピタルアート」を導入しました
皆さんは「ホスピタルアート」をご存じですか?あまり聞きなれないかもしれませんが、欧米特にスウェーデンでは、80年以上前に公共建築の予算の1%以上をアートに充てるという法整備がなされており、すでに定着している概念です。
この度当院では、職員からの「無機質で温かみのないスペースを、患者さんやご家族が安らげる場所にできないだろうか」という声を受けて、総合診療棟3階(手術室前)の廊下と4階の待合スペース(ICU前)の壁面にホスピタルアートを導入しました。「病院」という特殊な環境の中で療養されている患者さんやそのご家族などに対し、アートを取り入れることで安らぎや癒しを与えられるような空間を創ることを目的としています。
総合診療棟3階廊下の壁面は、水玉模様が緩やかに繋がっていくようなイメージで彩られ、4階待合スペースはやわらかな花の模様に包まれるような温かい雰囲気となっています。優しい色あいのアートを見ていると、患者さんだけでなく職員も心が和む素敵な作品です。また、作品には人体に害のない塗料を使用していますので、お子さんが手で触っても安心です。
「ホスピタルアート」によって患者さんの病気や治療に対する不安な気持ちが少しでも和らぎ、そして癒されるよう、今後もこうした空間を広げていきたいと考えています。