岡山大学病院 看護部では現在、多くの男性看護師が活躍しています。
入院棟西5階は泌尿器科・眼科・形成外科・救急科がある病棟です。泌尿器科では疾患の特性上、羞恥心とプライバシーを特に重要視する必要があり、それは女性患者さんに対してだけでなく男性患者さんに対しても同様です。男性患者さんのなかには女性の看護師に伝えにくい症状もあり、同性の看護師に相談されることもあるため男性看護師の存在は欠かせません。
そして現在当部署には男性看護師が私を含め3名います。入職時に知り合いのいなかった私にとって、歓迎会や男性看護師会を開催していただき温かく迎えてもらえたことがとても心強く、同性の先輩看護師の存在はとてもありがたかったです。そんな素敵な先輩方とコミュニケーションを図る機会が得られる男性看護師会はとても魅力的だと感じています。
手術部は、臓器移植やロボット手術などの最先端手術のほか、様々な診療科の手術を行っており、私たち看護師は手術が安全にかつ円滑に行えるように働きかけています。また、緊急手術にも対応するために24時間365日稼動しており、体力仕事も多いことから、男性看護師の存在は欠かせません。
当部署の男性看護師は20名と他の部署と比べても多く在籍しており、特殊かつ多くの知識が必要な職場において同性の先輩の存在は大きく、仕事のことについて質問・相談しやすい環境です。また当院には男性看護師会があり、他部署の男性看護師と情報共有を行う場が設けられています。現在はコロナ禍で歓迎会や宿泊研修等は制限されていますが、これら以外にも感染対策を十分に行い活動しています。
男性看護師同士のコミュニケーションを図ることでお互いの刺激となり、自身のモチベーションアップにつながっています。
入院棟東9階は、脳神経外科・脳神経内科の神経系病棟です。脳神経疾患患者はADL自立度が低い方が多く、日常生活援助が必要となります。そのため力仕事が多く、様々な場面で男性看護師の存在が欠かせません。
当部署には、私を含めて2名の男性看護師が在籍しています。数は少ないですが、私にとって同性の先輩看護師の存在は心強く、精神面での支えでもあります。入職当初は男性看護師の先輩方に歓迎会を開いていただき、他部署の方とのコミュニケーションを図る場が設けられていました。現在は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため制限されていますが、様々な部署での男性看護師の活躍を耳にしています。
病院全体で男性看護師の働きやすい環境作りのために交流を深められるのは、岡山大学病院の魅力だと感じています。
入院棟西2階は、小児科と小児神経科、小児外科がある病棟で、幅広い年齢の患者さんが入院します。当部署の男性看護師は僕を含めて2名です。
特に思春期男子の患者さんとの関わりなど男性看護師が必要だと感じる場面も多く、日々やりがいを感じながら働いています。患者さんや家族の方との関わりからニーズを考えた看護ができるよう、知識を習得し経験を積んでいるところです。
また当院では11月に男性看護師のみでの宿泊研修があります。さまざまな部署の男性看護師の皆さんと研修を受け意見交換を行い、他部署の男性看護師と世代を超えてつながる貴重な機会となっています。